若きニャン吉の悩み [ねこ]
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何日か前の雨風の強かった日の朝,ニャン吉がいなくなった。
以前も何日も留守にすることはあったのだが,最近は殆ど家の敷地内にいて,時々見回りに出掛けるような行動パタンであった。
朝や夕方(深夜前)は見当たらなくても呼べば来るような距離にいて,何事もなかったような顔をして戻ってきていた。
ところが今回,丸一日経っても帰ってこなかった。
その頃,近所に子猫が出現し,何匹いるのかわからないが,だみ声やら,華奢な声やらがうるさいほどで,更には親ネコらしい姿も目撃されていた。
ニャン吉はそれを気にしていたようで,落ち着かず,停めてある車の下を見て回ったりしていた。
<警戒中>
これまでは,この辺に出没する猫はといえば,白(灰)色のが一匹で,時々敷地に入られて,睨み合ったりしていた。(我が家では,白いやつと呼ばれて恐れられていた。)
今回はどこかで子供を産んだ猫が子離れのため出てきたのだと思う。我が家では,特に干渉もせず様子を見ることにしていた。
が,ニャン吉が帰ってこなくなった日から,子猫の声もぱったりとしなくなっていた。
誰かが飼おうと引き取ったか,またはニャン吉に不妊手術を施した地域の誰かが捕獲したかなどの憶測を呼んだが,不明である。ではニャン吉は?
子猫と一緒に捕らえられた。ここが嫌になった。新しい仲間と旅に出た。親猫と戦って負けた。凶悪な住民に処分された。いずれにせよ楽観的な展開は思い浮かばず,泣きそうなうちに子にも「そのうち帰ってくるよ」とも言えない。
なんとなく我が家もギスギスした雰囲気に包まれてしまい,暗い時間が流れていた。しかも人間が留守にする場合に備えてこんなものを手配したばかりだった。↓↓↓
ところが,まる1日たった日の夜,暗くなった頃に,戻ってないかとドアを開けると,ニャ~ォ。走り寄ってきた。
「ど~こ行ってたんだ~」。頭(顔)をクチャクチャに撫で回してやった。ニャン吉も何故か嬉しそうに頭を押し付けてくる。
子供(人間)も出てきて,「どこ行ってたんだよ!」と起こるような口調ながらも頭を強めに撫でていた。
んなわけで,ニャン吉行方不明事件は無事解決したのであった。
子猫はどこに行ってしまったのかは気になるところではあるが,無事でいることを願っている。
ところがである。その後の夜のことであるが,茶色っぽい,縞のはっきりしない猫が,我が家のウコギの下を通って道路に出て行ったのを目撃した。
ニャン吉も,視線を逸らさずに黙って見送っていた。
んっ?この猫。
はっきりはしないが真ん中の子猫ではないか?? もしそうだとするとニャン吉とは兄弟(姉妹)ということになる。 だとすると,子猫は甥っ子??
もしかすると二日間は,再会を喜び,近況を伝え合ったりしていたのかもしれない。
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何日か前の雨風の強かった日の朝,ニャン吉がいなくなった。
以前も何日も留守にすることはあったのだが,最近は殆ど家の敷地内にいて,時々見回りに出掛けるような行動パタンであった。
朝や夕方(深夜前)は見当たらなくても呼べば来るような距離にいて,何事もなかったような顔をして戻ってきていた。
ところが今回,丸一日経っても帰ってこなかった。
その頃,近所に子猫が出現し,何匹いるのかわからないが,だみ声やら,華奢な声やらがうるさいほどで,更には親ネコらしい姿も目撃されていた。
ニャン吉はそれを気にしていたようで,落ち着かず,停めてある車の下を見て回ったりしていた。
<警戒中>
これまでは,この辺に出没する猫はといえば,白(灰)色のが一匹で,時々敷地に入られて,睨み合ったりしていた。(我が家では,白いやつと呼ばれて恐れられていた。)
今回はどこかで子供を産んだ猫が子離れのため出てきたのだと思う。我が家では,特に干渉もせず様子を見ることにしていた。
が,ニャン吉が帰ってこなくなった日から,子猫の声もぱったりとしなくなっていた。
誰かが飼おうと引き取ったか,またはニャン吉に不妊手術を施した地域の誰かが捕獲したかなどの憶測を呼んだが,不明である。ではニャン吉は?
子猫と一緒に捕らえられた。ここが嫌になった。新しい仲間と旅に出た。親猫と戦って負けた。凶悪な住民に処分された。いずれにせよ楽観的な展開は思い浮かばず,泣きそうなうちに子にも「そのうち帰ってくるよ」とも言えない。
なんとなく我が家もギスギスした雰囲気に包まれてしまい,暗い時間が流れていた。しかも人間が留守にする場合に備えてこんなものを手配したばかりだった。↓↓↓
ところが,まる1日たった日の夜,暗くなった頃に,戻ってないかとドアを開けると,ニャ~ォ。走り寄ってきた。
「ど~こ行ってたんだ~」。頭(顔)をクチャクチャに撫で回してやった。ニャン吉も何故か嬉しそうに頭を押し付けてくる。
子供(人間)も出てきて,「どこ行ってたんだよ!」と起こるような口調ながらも頭を強めに撫でていた。
んなわけで,ニャン吉行方不明事件は無事解決したのであった。
子猫はどこに行ってしまったのかは気になるところではあるが,無事でいることを願っている。
ところがである。その後の夜のことであるが,茶色っぽい,縞のはっきりしない猫が,我が家のウコギの下を通って道路に出て行ったのを目撃した。
ニャン吉も,視線を逸らさずに黙って見送っていた。
んっ?この猫。
はっきりはしないが真ん中の子猫ではないか?? もしそうだとするとニャン吉とは兄弟(姉妹)ということになる。 だとすると,子猫は甥っ子??
もしかすると二日間は,再会を喜び,近況を伝え合ったりしていたのかもしれない。
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