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リニューアルしてちょっと立派になった水族館 [雑感]

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 またまた水族館ネタである。前回“リニューアルしてちょっと立派になった水族館”と表現した水族館であるが、新潟県新潟市にある新潟市水族館、愛称「マリンピア日本海」のことである。

 マリンピア日本海とマリンピア松島水族館、何か提携関係でもあるのかと思ったが無いようである。マリンピア日本海と福島県いわき市のふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)とは友好館提携が結ばれている。

 ちなみに、伊豆の三津(みと)シーパラダイスと横浜の八景島シーパラダイスの水族館、箱根の箱根園水族館、品川のエプソン 品川アクアスタジアムは経営母体が西部グループのため系列水族館として協力関係にある。

 新潟市水族館 マリンピア日本海についてであるが、歴史を紐解くと、これまた古く、新潟地震からの復興と、新潟港開港100周年を記念として、1967年(昭和42年)夏に開催された「新潟大博覧会(新潟博)」会場跡地に、新潟市立新潟水族館として開館したのが始まりである。

 その後、老朽化や狭小化、来館者のニーズに対応できなくなったとして、1990年(平成2年)移転・新築されてリニューアルオープンし、新潟市水族館、愛称「マリンピア日本海」となった。さらにその22年後の2012年(平成24年にも大規模な改修工事を行い2013年7月15日(海の日)にリニューアルオープンしている。

 そのリニューアル以前の旧館であるが、加茂水族館を彷彿とさせるような、薄暗くてじめっとした昔ながらの水族館であった。入園料も安く、不確かな記憶では150~250円程度だったと思う。その時期、故あって新潟に住んでいたのだが時間を潰すのに喫茶店より安く済んだうえ、小ぶりな大水槽では、うまそうなブリやサバ、アジを(目で)堪能できたのを覚えている。

 リニューアル後(2012年以前)であるが、日本海側最大級というだけあり、2フロアぶち抜きの大水槽もあり、当然イルカも飼育されており、ショーも行われている。それに伴い料金も改定され、旧館時代の10倍近い料金になり、ちょっとした時間潰しとはいかなくなった。

 加茂水族館もリニューアルにあたり、(旧館は確か800円だったと思うので、)800円から1,000円と改定されたようである。でも十分リーズナブルではある。

 現在も加茂水族館(旧館)と似たような規模・雰囲気の水族館であろうと考えられる水族館として、新潟の寺泊水族館、富山の魚津水族館が思い浮かぶが、料金は700円、750円である。いずれも地元の海をテーマにしたような展示が多い。

 ちょっとここで、他の水族館の料金についてであるが、イルカがいるかどうかで、1,500円の壁があるような気がする。イルカがいるかかどうか?ではない。たとえば、イルカがいる品川のエプソン 品川アクアスタジアムは1,850円、マリンピア日本海は1,500円、イルカがいない横浜中華街のよしもとおもしろ水族館は1,400円、東京の葛西臨海水族園は700円となっている。それぞれ立地や運営団体の違いによる料金の差はあるだろうが、イルカ基準で見るのも面白い。

 ちなみにここでの料金は、公式ホームページを参考にした大人の通常料金である。

 それにしても、日本には水族館が多い。と思ってWikiを見たら、「日本は、人口あたりの水族館数が世界一と言われており、水族館大国である。」と書いてあった。しかも最近の水族館は盛況で休日ともなると館内はもちろん、周辺道路も渋滞して大変である。先の連休に茨城のアクアワールド・大洗に行ったが、ちょうど日立海浜公園のネモフィラと重なり、昼過ぎには周辺道路は10数kmに渡り渋滞していたようである。

 ちなみにアクアワールド・大洗にはイルカがいるので、入館料は1,850円。

 最近の水族館の館内は空調が効いていて、天候にかかわらず楽しめ、動物園に比べて厳しくない。カラフルな魚は見ていて綺麗だし、イルカショーも楽しい。でもちょっと待て。日本人ってそんなに生き物や魚が好きか?閉館していく水族館も少なくない中で、興味本位の来場者も大切な収入源であろうし、そのためには、派手なイルカショーも必要だろう。

 エンターテインメント性が重視されがちな中、動物の生態をより高度に学ぶことができる教育・研究施設としての役割を重視し、営利に走らず本質を保とうとしている水族館(動物園も含む)も多いことを考え、見る側の意識・態度も改めて考えていきたいものである。

 私の場合は、水槽の隅っこに狭そうに並んだ、魚の名前や科目、ちょっとした豆知識などが書いてあるプレートを見ながら、実際の魚を探すのが大好きであるし、子供にもそうするように言っている。魚の名前は結構変わったものがあり面白い。

 また、エンターテインメント性という事にもなるのだろうが、横浜中華街の「よしもと水族館」は面白い。一見ふざけているようにも見えるが、生き物の習性を利用した面白い(工夫した)展示には感心する。「見て、楽しむ。そして学べる」というだけのことはある。


 そして、さらなる水族館または日立海浜公園の件は機会があれば。

※2,3日前に新江ノ島水族館で「ナイトアクアリウム」が開催されているようである。動物園などでも企画されることがあるが、夜行性の生き物の生態を観察するのは面白いし、ためになる。ただ、「3Dプロジェクションマッピング」に関しては、どこかで??と思ってしまう。とは言え、そのうち落ち着いたら行って見ようかとは思っているが。
えのすい


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