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加茂水族館~その2 [山形・米沢の件]

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 先日、鶴岡市立加茂水族館について書いたが。昨日の朝、テレビで福井県の情報ということで“越前松島水族館”が紹介されていた。55周年ということが紹介されていたのだが、ホームページを見ると水族館ではなく水族園とでも言ったほうがいいような施設であった。“館”といったひとつの建物ではなく、敷地内にテーマごとの施設(館)を増設していったようである。こういうリニューアルは効率がよさそうだし、来館者にとっても毎度新しい印象があり、良い手法だと思う。

 それに比べ、わが加茂水族館は、同じ建物で50年間がんばっていたわけで、イルカプールも無いし、当然イルカも居ない。アシカショーが行われるのだが、ショーが行われるプールは小学校のプールより小さく見えるし、観客席もショボい、いや少ない。子供の頃に見たときの目玉は、デンキウナギの発電量?をランプや音で表現した展示であった。
ぷーる.JPG
 アシカショー開演前 右側の屋根の下が観覧用のベンチ

 しかも、たぶん当時の水族館としては普通であるかとは思うが、通路は薄暗く、水槽のガラスとコンクリート壁の合わせ目からは結露やら水漏れ?やらでじめじめし、熱帯水槽がある展示室は、水温が通路にも伝わり、蒸し暑さも加わっていた。コンクリートの床も湿っていたと思う。

 ところで、古い(歴史のある)水族館を調べてみると、加茂水族館の前身の山形県水族館が設立されたのが1930年(昭和5年)のことだが、日本で現在も同じ場所で営業を続ける民営水族館として最も歴史が古いマリンピア松島水族館の設立が1927年ということを考えても、相当歴史のある水族館である。

 そのマリンピア松島水族館であるが、老朽化や近隣道路の渋滞に対応するため移転が検討されていたが、資金面の問題などで移転計画が二転三転し、またその間に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)での津波による被災もあり、最終的には移転予定地であった仙台港後背地に、マリンピア松島水族館とは別の「仙台水族館」として新設され、2015年春の開業を目指していると報道されている。なにぶん生き物を扱う件なので、営利に走らず慎重に進めていただきたい。
空中戦.JPG
 空中戦

 ちなみに、現在も営業を続ける最も歴史の長い水族館は富山の魚津水族館で1913年(大正2年)の創立とされ100年以上の歴史がある。現在の魚津水族館は3代目で1981年の開館だが、それでも33年もの歴史がある。機会があれば行ってみたいものだ。

 そんなわけで、現在の加茂水族館(旧館)の50年の歴史も相当なものであるわけだが、10数年ぶりに去年行ったときも、当然設備はほとんど変化が無く、クラゲの展示スペース(クラネタリウム)が充実していたくらいで、アシカショーも以前と同じように催されており、ノスタルジーさえ感じてしまった。ただし、空調機器の進化なのか、蒸し暑さはあまり感じなかった。

 ところで、リニューアルしたくらげドリーム館にも、フロアマップを見る限り、大水槽も無ければ、イルカもいないようである。この規模でさらに数十年の歴史を刻んでいってほしい。

 実は加茂水族館がリニューアルと聞いて、今風のイルカショーや大水槽のある水族館になってしまうのかと、期待しつつも少し寂しいような気がしていたのだが、建物は新しくなっても、自信を持って加茂水族館のようである。ウミネコとも触合えるようだし。
うみねこ.JPG
 触れ合える

 そして、リニューアルしてちょっと立派になった水族館については機会があれば。


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